アフターメンテナンス
断熱玄関ドアの施錠、解錠がしにくい(断熱玄関の反り)
- 原因として、日射の影響により扉が反り、ラッチが正常にかからないことが考えられます。
日射による反りのメカニズム
断熱性が高い商品は、日射が当たると室外と室内の温度差が大きくなり、扉に数ミリ程度の反りが発生する場合があります。
- 反りが発生した後、室外面の温度が下がれば反りは解消する傾向があります。
- ラッチがかかりにくい場合は、ラッチ受け・鍵受けを適切な位置に調整してください。
台風など、強風雨時に玄関から雨水が侵入する場合があります。
- 窓も同様にいかなる強風雨にも水の侵入を防ぐ水密性能を有しているわけではありません。
- 一般的に玄関は、屋根やひさしが設けてあり、直接玄関ドア、引戸に雨がかかる量が少ない
- 玄関内部の土間に雨水が侵入しても、土間はタイルなどで仕上げられている為、建物の損傷につながりにくい
- バリアフリーへの配慮により、屋内外の段差をできる限り付けないようにしており、水密性の確保が難しい
ポケットKeyで玄関ドアが施解錠しない
ハンドルボタンを押しても『ピッピッピッピッ・・・』と警告音が鳴り続け施解錠しない。
故障以外に考えられること
- 置き忘れ防止機能が働いている可能性が考えられます。
置き忘れ防止機能とは
ポケットKey(リモコン)を玄関ドアの近くに置き忘れた際にお知らせする機能で図の範囲で作動します。この範囲内にポケットKey(リモコン)を放置すると数秒経過後に置き忘れ防止機能が働き、ハンドルボタンを押しても警告音が鳴り、施解錠されません。
■作動範囲
B=20~80cm以内
■電波状況により作動する範囲
A=20cm以内
C=80㎝~2.5m以内
D=2.5m以内
ポケットKey(リモコン)のボタンでは施解錠できるが、
玄関のハンドルボタンでは反応しない。
スリープ機能が働いていることが考えられます。(電池消耗を軽減するための機能です。)
- ポケットKey(リモコン)のボタンを1度押すと解除されます。
但し、防犯建物部品仕様および、2世帯住宅などで2枚以上のドアに1つのポケットKeyを登録している場合は、原因が異なる場合があります。
その場合は、取扱説明書をご確認ください。
置き忘れ防止機能とは
電池の消耗を軽減するために、電源を自動的に切る機能です。図の範囲にポケットKeyを1分以上放置するとスリープ状態になり一時的にハンドルボタンが操作できなくなります。
■作動範囲
B=20~80cm以内
■電波状況により作動する範囲
A=20cm以内
C=80㎝~2.5m以内
D=2.5m以内
カードキー・シールキーで玄関ドアが施解錠しない。
室外側ハンドルの読み取り部分に近づけても施解錠せず『ピーピーピー』というブザー音が鳴る。
故障以外に考えられること
- カード/シールキーが登録されていない。
→再登録を行ってください。 - 登録済みのカードと、未登録のカード/シールキーを重ねて使用している。
- 登録済みのカードと他のICカードを重ねて使用している。